私たちが大切にしている事②
2024.10.09
~私たちが大切にしている事②~
私が次に大切にしていることは、素材に拘るという事。
家の中で生活するうえで触れることが多い足裏。何気なくそっと手を添えた時の壁材。
フッと一息ついたときに眺める庭先の植栽。
生命感を感じさせる有機質な材料、主に無垢材、珪藻土、漆喰、和紙、畳、植栽などをお勧めしています。
これらの材料は、視覚的にもやさしいのですが、触った時の手触り感がとても豊かさを感じさせてくれます。
人間は、視覚の記憶よりも触覚の記憶の方が印象として強く残ることがあり、例えば、一般に床材はキズがつかないように固い合板の積層フローリングを多く使います。
一方、針葉樹のスギやヒノキの無垢材は軟らかくキズは付きやすいかもしれませんが、弾力性や温かみもあり、素足で歩いても手で触ってもとても気持ち良さが感じられます。
我が家は杉の無垢床をつかっていますが子供たちは気持ちがいいのか良く床の上でお昼寝をしています。
私自身も床の上でお昼寝をするのが休日のルーティンです。
たとえキズが付いたとしても、時間が経てばそのキズは目立たなくなるから不思議です。
時にはそのキズに触れて、家族で過ごした日々を懐かしむこともあるでしょう。
それも住まいの価値といえるでしょう。
家族と共に育んでいく住まい。そんな素材に拘る家づくりを大切にしています。