地震に対する備え①
2024.09.10
各務原市でリノベーション工事をさせて頂いてる築40年の住まい。
当初は宅内の間取り変更や内装を新しくする計画でお話しし、
それに付随して地震に対して構造部材の接合強度を上げるための耐力壁を設置して耐震性をアップさせる計画でお話してました。
今のお住まいの耐震診断を行い診断結果が出ると最低ラインの強度も取れていない結果に。。。
既存のお住まいは昭和56年以降に建築されたいわゆる新耐震基準設立後の新築住宅で確認申請や壁量計算なども書類として残っておりました。ただ、結果としては震度6弱の地震が1回きたら倒壊するレベルの耐震性。
強度不足の要因としては、
・瓦屋根+土下地による加重超過
・掃き出し窓が多く、壁が少ない
・1階と2階との壁の位置が揃っていない(直下率が悪い)
などが原因として考えられます。
築30年前後のお住まいは下屋があるお住まいが多いですが。。。
上記の原因で一番改善すると耐震強度が上がる部分が、
瓦屋根+土をガルバリウム鋼板屋根に変えることが一番効果的。
当初の計画プラス耐震性能向上のための瓦屋根伏せ変え工事が追加で行う計画となりました。
年初めに地震があり震災に対する備えをする上で今のお住まいを見直すのも一つかもしれませんね。