色々なお客様とお話させて頂く上で、意識の共有やベクトルの向きを合わせて家づくりを進めれるとお互いとても有意義で家づくりが楽しいと思って頂けると思います。

今の世の中はどちらかというと一歩外に出ると安心が少ないように感じます。
情報社会の中で人と人とのコミュニケーションも簡素化され、便利なようで不便な世の中になったと感じています。

実際に長男が小学生ですが小学校でも色々な問題があり、彼なりに気を使い毎日学校に通っている気がします。

小学生でも色々あるのに社会はもっといろいろあって精神をすり減らしながら生活されている方も少なくないと感じます。

本当に一歩外に出ると安心が少ない気がします。

そんな生活の中で安心を得るために必要なことはただひとつ、それは一緒に時間を過ごす人がいて、それをやさしく包み込む空間があることです。

私も妻の母型の実家にお邪魔した際に感じるのがやさしく包み込む空間があると感じます。お世辞にも綺麗で広々とした家ではなく昔ながらの皆でこたつを囲んで団らんする居間が中心の住まい。
そんな母型の実家ですがなぜか落ち着く。気が付いたらウトウト転寝をするくらいくつろげる空間。

そんな落ち着く空間を住まいの中に作れるように第一に考えます。

私は自宅を建築するにあたり広々としたLDKは望んでいませんでした。
ただ、家族がそれぞれお気に入りの居場所を確保できて安心できるLDKを実現したいと思ってマイホームを計画しました。

私には三人の子供がいますが、LDKのいたるところで自分の落ち着くスペース（居場所）を確保してのんびりと日々過ごしてくれています。

一人は階段下のヨギボーに寝転び転寝をする次女や窓際の小上がりで絵本を読む長女、長座卓で明日の宿題を嫌々やる長男。

それぞれの事をしていますが、皆毎日楽しそうにマイホーム生活を謳歌してます。

そんな家づくりをお考えの皆さんに帰りたくなるような温かい住まいへのお手伝いが出来ればと思っています。